生産国: ウクライナ
年代 :1920-1930年
コンディション: ★★★☆
SIZE : 胸まわり118cm ・着丈102cm ・すそまわり138cm
マテリアル :ホームスパンリネン
重量 :685g
1920/30年代 ウクライナ製黒い花刺繍襟付きホームスパンリネンロングシャツ。
アームホール68cm、前開き30cm、襟幅14cm、ボタンを留めた時の首回り36.5cm、肩幅47cm、袖丈57cm 、袖幅(片面)22cm、カフス幅5.2cm、ボタンを留めた時のカフスまわり16.5cm、裄丈80cm(後ろ首の中央から肩を通って袖口までの長さ) です。裾から43cmに生地のはぎがあり、上部は織目の細かいもの、下部は粗い織目のものになっております。
生地はホームスパンリネンでざっくりとした風合い。お色はグレーがかった濃い生成色です。細かなクロスステッチで手刺繍がほどこされた一品です。ウクライナのアンティーク・フォークロアのお洋服は、その地方の独自性や個性がデザインに表れております。このワンピースはウクライナの西部ヴォリン地方のカミン-カシュルスキー村で作られたものです。 このたび初めて買い付けが出来た5着中の1着です。密で繊細な刺繍は非常に美しく仕上がっております。ホームスパン特有の繊維の中に空気を感じるふんわり感とこなれた風合い、そしてアンティークリネンならではのクッタリさが際立った手織リネンです。
シャツは前開きで、襟が付いたデザインです。大きめの襟には黒い花模様にカラフルなお色がアクセントになったクロスステッチで刺繍されております。長袖のカフスにも黒い花模様が刺繍されており、カフスに1つブルーグラスボタンで留めるデザインです。前開きの首元にも1つパープル色の小さなボタンが付いています。ストンとしたシルエットのワンピース。ウクライナの伝統的な刺繍の図案ですべて手刺繍です。ワンピースの縫製はすべてハンドステッチ(手縫い)で仕上げられていて、ミシンステッチとは違う温かな雰囲気は手仕事ならではですね。裾あたり生地の継ぎ目に黒い刺繍糸で透かし編みのような凝ったデザインがほどこされております。
1930年代頃のお品となりますので、薄いブルーの着色(前身頃、袖)小さなしみや生地の擦れも確認できます。クロースアップのお写真でご確認ください。素朴なホームスパンならではのネップ(繊維の節)、不均等な太さや、お色の糸の織りがホームスパン(手織り)の味ですね。歴史のある古いものの味わいとしてお楽しみ頂けたら・・・と思います。膝が隠れる丈のワンピースでそのままサラリと着ていただいても、ボトムにデニムやレギンス、スカートを合わせられても素敵ですね。冬の時期には、中にあたたかなインナーを重ね着するのもおすすめです。芸術性の高い東欧の民族衣装の歴史に思いをはせながら、お部屋に飾っておかれても、うっとりしてしまいます。
※ 撮影に使ったトルソーのサイズ9号
(バスト82cm・ウエスト60cm・ヒップ86cm・肩幅38cm・袖丈54cm・首まわり34cm・裄丈74cm)
このアイテムは3万円以上なので送料無料でございます。(沖縄県、他離島、遠隔部は除く)